2017,11,07, Tuesday
旅先で物乞いに「マネー」と手を差し出されて見て見ぬふりをした経験はありませんか? エチオピアで20年近くフィールドワークをつづける文化人類学者の松村圭一郎さんによると、多くの日本人は物乞いをする人に「なにもあげない」ことを選び、私たちより圧倒的に貧しいはずのエチオピアの人びとのほうがお金を渡すことが多いのだそうです。 そんな身近な体験や、エチオピアの人びとの暮らしを丁寧に紐解きながら「交換―贈与」のモードの違い、境界によって断絶した世界と「個人―社会―世界」のつながりを解説した『うしろめたさの人類学』が刊行されました。 つながりを失った世界は、どのようにすれば、「再構築」されるのか? そもそも、いま、問題とされていることは、本当に「問題」なのか? 聞き手は、ミシマ社の雑誌『ちゃぶ台』で、「ちょっと先の未来」を追いつづける本誌・編集長の三島邦弘が務めます。 松村さんが撮りためたエチオピアの写真などもご覧いただきながら、私たちの足元に眠る、「未来の種」に触れる夜にしたいと思います。 - - - - - - - - - - - - - - - - - 『うしろめたさの人類学』&『ミシマ社の雑誌 ちゃぶ台vol.3』 刊行記念トークイベント 「”これからの人間”にはうしろめたさが要る?」 【出演】 松村圭一郎(聞き手:三島邦弘) 【日時】 12月1日(金)19:00start / 18:30open 【会場】 代官山蔦屋書店 1号館2階 イベントスペース 【問い合わせ先】 03-3770-2525 【公式イベントページ】 http://real.tsite.jp/daikanyama/event/2017/10/vol3-4.html 【参加条件】 以下のいずれかをご予約、ご購入の先着70名様に参加いただけます。 1.『うしろめたさの人類学』(ミシマ社刊 1,836円/税込)付き参加券 2,500円(税込) 2.『ちゃぶ台Vol.3』(ミシマ社刊 1,620円/税込)付き参加券 2,300円(税込) 3.トークイベント参加券 1,500円(税込) 【お申込み方法】 以下の方法でお申込みいただけます。 ・店頭 (1号館1階 人文フロア) ・お電話 03-3770-2525 (人文フロア) ・オンラインストア https://store.shopping.yahoo.co.jp/d-tsutayabooks/search.html?p=%E6%9D%BE%E6%9D%91%E5%9C%AD%E4%B8%80%E9%83%8E#CentSrchFilter1 ※たくさんの応募が予想されますので、参加ご希望の方はお早めにご予約ください。 ★オーサービジットの開催決定しました★ ・イベントにご参加のお客様は、松村圭一郎さんと一緒にお話をしながら売場を巡るオーサービジットに参加することができます。 ・18:00 開始 (先着10名様・いずれの参加券でのご予約でも参加無料、要予約です) ・ご予約いただいたお客様は開始時間に代官山 蔦屋書店 1号館1階の人文レジカウンターにお集まりください。蔦屋書店スタッフが確認し、ご案内いたします。 ・当日は松村さんが選書した『うしろめたさの人類学』関連ブックフェアも開催予定です。 ━━━━━━━━━━━━━━━━ 本の詳細はこちら・・・ 『うしろめたさの人類学』 『ミシマ社の雑誌 ちゃぶ台vol.3「教育×地元」号』 ━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆松村圭一郎(まつむら・けいいちろう) 1975年、熊本生まれ。岡山大学大学院社会文化科学研究科准教授。専門は文化人類学。富の所有や分配、貧困と開発援助、海外出稼ぎなどについて研究。著書に『所有と分配の人類学』(世界思想社)、『文化人類学 ブックガイドシリーズ基本の30冊』(人文書院)がある。 ◆三島邦弘(みしま・くにひろ) 1975年京都生まれ。出版社2社で、単行本の編集を経験したのち、2006年10月、単身で株式会社ミシマ社を東京・自由が丘に設立。2011年に京都府城陽市にも拠点をつくり、2013年にその拠点を京都市に移す。「原点回帰」を標榜した出版活動をおこなっている。著書に『計画と無計画のあいだ』(河出書房新社)、『失われた感覚を求めて』(朝日新聞出版)がある。 * みなさまにお会いできることを楽しみにしております。
お知らせ | 08:02 PM | comments (0) | trackback (x) |
|
コメント
コメントする
|
