人生、行きがかりじょう
シリーズ 22世紀を生きる

人生、行きがかりじょう

全部ゆるしてゴキゲンに

バッキ― 井上
  • 定価 1,500 円+税
  • 判型四六判
  • 頁数232 ページ
  • 発刊2013年09月27日
  • ISBN9784903908458
  • Cコード0095
  • 装丁鈴木成一デザイン室
取扱書店

本の詳細

シリーズ22世紀を生きる第一弾!

人は、こういうふうに生きていくこともできる。

バッキ―井上=
画家、踊り子、"ひとり電通"を経て、現在、漬物屋、居酒屋の店主、酒場ライター。(自称、スパイ・忍び・手練れ)

日本初の酒場ライター、バッキー井上(54歳)、語り下ろしによる初の自伝的エッセイ。「事実は小説よりも奇なり」という言葉がピッタリな「抱腹絶倒の半 生」から滲み出る独特の感性と語りが読者を魅了してやまない。映画・漫画・小説をしのぐバッキーワールドをぜひお楽しみください!

【行きがかりじょう】
自分が選択をして、現れるものと向き合い、すべてポジティブに反応すること。
シアワセになるための基本的な心構えであり、ゴキゲンへの道しるべであり、優れた戦法でもある。

「街で生きる」知恵と極意が詰まった、バッキ―井上・名言より

大海の魚は同じ顔をしてる。磯辺の生き物は違う。
おいしいもんばっかり探している人は、出発時点から負け戦。
「必要なものだけ生き残れる」だったら、俺は生き残れなかった。
「結果」って、自分で勝手に決めてるだけで、全部、「つづく」やな。
安いのを買ったほうが得というけど、それをしてたらアホになる。
求めたらあかんわねぇ。求め過ぎたら。
・・・etc.

目次

本書について 第一夜 1 傷だらけのバッキー 2 水道屋の「サタデー・ナイト・フィーバー」 第二夜 3 ワンピースを着た画家 4 ひとり電通~「アップル以外の仕事はしません」 5 “ひとり電通”の終わり 第三夜 6 37歳、漬物屋への転身 7 ヘンコ・マスターになるな! 第四夜 8 「バッキー井上」の誕生 9 酒場ライターへの道 第五夜 10 小説家だった 11 居酒屋・百練は行きがかりじょう、こうなった 12 酒場を「書く」奥義 第六夜 13 磯辺の生き物として 14 かっこええ生き物として 15 バーに行こう エピローグ 戦いはこれからだ。 あとがき

著者情報

著: バッキ― 井上(バッキー イノウエ)

本名・井上英男。1959年京都市中京区生まれ。高校生のころから酒場に惹かれ、ジャズ喫茶などに出入りする。水道屋の職人さんの手元を数年した後、いわゆる広告の「クリエイティブ」に憧れ広告会社にもぐり込む。画家、踊り子、「ひとり電通」などを経て、37歳で現在の本業、錦市場の漬物店「錦・高倉屋」店主となる。そのかたわら、日本初の酒場ライターと称して雑誌『Meets Regional』などで京都の街・人・店についての名文を多く残す。さらには自身も「居酒屋・百練」を経営。独特の感性と語りが多くの人を惹きつけ、今宵もどこかの酒場で、まわりの人々をゴキゲンにしている。著書に『たとえあなたが行かなくとも店の明かりは灯ってる。』(140B)がある。

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